阿蘇・熊本で耐震と制震と地震に強い住宅を考える〔シガホームが考える耐震等級と制震性の家づくり〕

目次

🔳阿蘇・熊本で住宅における地震対策の必要性

2016年(平成28年)4月14日21時26分に発生した熊本地震、大きな揺れと何より恐怖を感じた瞬間でもありました。

この地震は震度7を観測する地震が短い期間に2回発生、その他に震度6強の地震が2回、震度6弱の地震が3回発生している事から阿蘇・熊本の地域工務店として家づくりに対する地震対策の必要性を強く考えさせられました。

私自身や家族も被災した事、阿蘇・熊本の皆様に家づくりを通して支えて頂いた事からシガホームが考える地震対策された家づくりについて、お伝えしていきたいと思います。

🔳地震に強い家=「耐震等級」の家づくり

シガホームで建てさせて頂いた住宅では、大きな被害はなく、室外では給湯器などが倒れたり、室内では壁紙のひび割れなどはありましたが、半壊・全壊等の被害はありませんでした。

つまり、シガホームの家づくりが地震に対して強いという「実績」は得られましたが、「根拠(エビデンス)」が得られていないのが残念です。

地震に強い家となると一般的には「耐震等級」という基準があり、もっとも高い基準が「耐震等級3」となります。

この基準も2025年4月からの法改正により変わってしまいますが、この「耐震等級」についてシガホームの考えをお伝えしたいと思います。

🔳耐震等級とは?

耐震等級とは、「地震に対する建物の強さを示す指標」で、0~3の4段階に分けられており、数字が大きいほど耐震性能が高く、地震による倒壊や損傷のしにくさを表しています。

つまり、現時点で「耐震等級3」の住宅が最も地震に対して強いという事になります。

では、簡単ですが、耐震等級について詳しく見て行きましょう!

【耐震等級について】
01/耐震等級0(ゼロ)
 耐震等級0とは、今現在の耐震基準(新耐震基準)を満たしていない建物の事です。
 1981年(昭和56年)6月1日に建築基準法の改正で耐震基準は変わりました。
02/耐震等級1
 上記、建築基準法の改正により「震度6強から震度7程の地震に対して倒壊・崩壊しない」と
 言われております。したがって、耐震等級1でも十分な耐震性を備えております。
 ただし、家づくりをお考えの方にとっては数字的に少し不安を感じられるかも知れません。
03/耐震等級2
 耐震等級2は、等級1の1.25倍の地震力に耐えられる建物の事を言います。主に学校や避難
 所などの公共建築物、なお長期優良住宅の建物にも相当します。
04/耐震等級3
 耐震等級3は、等級1の1.5倍の地震力に耐えられる建物の事を言います。最も高い耐震性を
 有した建物であり、消防署や警察署などの災害復興拠点となる防災施設を建てる場合にこの等
 級が求められる事があります。

🔳繰り返す地震への対策は耐震等級だけでは困難

耐震等級はこれからの家づくりにおいて、とても重要な基準です。

しかし、シガホームが考える家づくりは「耐震」だけではなく、「制震」にも配慮した家づくりを行っていきたいと考えております。

例えば、地震大国日本と言われるように年間で約2000回の地震が起きていると言われており、熊本県では震度1~3の地震は年20回程起きていて、2016年の熊本地震以降、地震活動が活発化しているとも言われているようです。

つまり、シガホームが考えるのは私達が馴れてしまっている震度1~3の地震が多いという事です。

ここで例えば話ですが、「釘が刺さった木材から何の工具も使わずに、釘を抜こうと思ったらどうのように抜きます?」という事です。

あっさり言ってしまいますが、「ぐりぐりと釘を回して、穴を広げるようにして抜きやすくしませんか?」という事です。

住宅は木材を釘やビスで固定するので、震度1~3程度の小さいと思ってしまう地震でも繰り返される事で釘やビスの穴が少しずつ、少しずつ広がってしまい、抜けやすくなってしまうのでは・・・と考えています。

◆ご参考頂けそうな動画はこちら ➡ YOUTUBE動画【ダイナミックファスナー®振動台実験

🔳繰り返す地震によって受ける影響

上記のように例え話ではありますが、上記のような事が考えられるのでシガホームでは「耐震」だけでなく、「制震」にも気を使うべきだと考えております。

「制震」とは、住宅に加わる地震力を抑える技術です。

制震装置となる「制震ダンパー」等の部材を建物に設置する事で、地震の揺れを軽減して、建物の損傷を出来る限り抑えることです。

シガホームの家づくりは冒頭でお伝えしておりました通り、お勧めしている家づくりで熊本地震の時のような大きな地震であっても耐えられるだろうという「実績」がありますので、自信を持って阿蘇・熊本に住まわれる方へご提案する事が出来ます。

しかし、今後はより地震対策において配慮する必要があると考えており、必要に応じて「制震ダンパー」等の活用も考えていきます。

🔳地震に強い家を考えると「耐震」と「制震」を!

私達が住んでいる場所には来ないと思っていた大災害、いつくるか分からない大地震、こういった災害に対して配慮した家づくりをシガホームは考えております。

耐震等級という地震に対する強さを示す基準も安心して住まうための家づくりではありますが、それだけでは十分ではない可能性もあるとシガホームでは考えております。

シガホームが勧める家づくりにおいて、熊本地震で得られた「実績」と「耐震性」&「制震性」を考慮して、阿蘇・熊本で家づくりを考えている方にご提案してまいります。

もし阿蘇・熊本周辺での家づくりにおいて、地震対策や耐震・制震について気になる方はシガホームまでお問い合わせ下さい!

㈲南部志賀工務店(シガホーム):広報

地震大国、日本。住宅にける耐震と制震対策に関sる画像

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