
▢9月26日発表!ZEH定義の見直しと「GX ZEH」・「GX ZEH+」について
まず、今回のキーワードである9月26日の発表された「GX ZEH」・「GX ZEH+」について、専門的な用語を出来る限り分かりやすくお伝えしていきたいと思います。
►経済産業省が示した新しい方向性
9月26日、経済産業省を含む関係省庁から、今後の住宅・建築物の省エネ対策に関する新たな指針(GX実現に向けた基本方針の具体化など)が示されました。
これまでの「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」は、簡単に表現すると「エネルギー収支をゼロにする家」という定義でしたが、これからは「GX ZEH(グリーントランスフォーメーション・ゼッチ)」や「GX ZEH+(グリーントランスフォーメーション・ゼッチプラス)」という、より脱炭素社会に貢献し、かつ経済的なメリットを生み出す住宅へとシフトしていくことが考えられます。
簡単に言うと「ただ省エネなだけの家」から「エネルギーを賢く使い、付加価値の高い住まい」へのグレードアップが求められているのです。
►従来のZEHと何が違うのか?
これまでのZEHは、断熱性能と太陽光発電のセットが基本でした。
しかし、見直し後の定義やGXの文脈では、以下の点がより重要視されていることが分かります。
・断熱性能(断熱等級)の底上げ
これまでの基準(断熱等性能等級5)から性能が引き上げられて、等級6・等級7といった上位等級への誘導
・太陽光発電の自家消費率
単に発電して売電するだけでなく、蓄電池やEV(電気自動車)と連携して、エネルギーを自給自足する能力が問われます
・ライフサイクル全体でのCO2削減
建設時から廃棄(解体)時までのCO2排出量も評価の対象(LCCM住宅に近い概念)となるような考え方になってきています
つまり、「とりあえずZEH基準クリア」というギリギリの性能ではなく、将来を見据えた「さらにもう一つ上を目指した高性能な住宅」がGX ZEHの本質ではないかと考えております。
▢なぜ今「GX ZEH」なのか?阿蘇・熊本エリアでの必要性・重要性
「国の基準が変わるのは分かったけれど、熊本でそこまで必要なの?」と思われるかもしれません。
しかし、私たち地域工務店としての視点でも阿蘇周辺のエリアでこそ、このGX ZEH基準が最も活きる地域だと強く言えてしまいます。
►阿蘇特有の気候リスク
阿蘇市や南阿蘇村周辺は、熊本市内と比べて標高が高く、冬の冷え込みは九州の中でも特別厳しい地域となっております。
私たちが暮らしている地域だからこそ分かりますが、冬場の最低気温が氷点下になる日もあり、寒冷地で有名な北海道ほどではありませんが、降雪・積雪もございます。
・熊本市内向けの標準仕様では寒い
大手ハウスメーカーやローコストメーカーが提案する「九州仕様」の断熱性能は、阿蘇の厳しい冬では不十分な可能性があります。
窓からの冷気や、部屋ごとの温度差(ヒートショック)のリスクが高まり、将来性への配慮が重要となります。
・暖房費の負担増
住宅性能が低いとエアコンやストーブをフル稼働させることになり、電気代・燃料費が家計を圧迫します。
GX ZEH基準の高性能住宅であれば、魔法瓶のように熱を逃がさないため、少ないエネルギーで家中を暖かく保つことができます。
これは、「エコ」というより「阿蘇での家づくりに欠かせない知恵・知識」に近いメリッドです。
►災害時への備え
阿蘇エリアは台風や大雨による災害の可能性もありますし、停電のリスクもゼロとは言えません。
そこでGX ZEHの概念に含まれる「太陽光発電+蓄電池」のシステムは、災害時の非常用電源として機能します。
「避難所に行かなくても、自宅で普段通りに過ごせる」という安心感は、何物にも代えがたい価値となります。
▢【メリット・デメリット】GX ZEHは本当に必要なのか?
住宅営業の現場では良いことばかり強調されがちですが、ここでは地域に根差す工務店として公平な視点で、GX ZEH(高性能住宅)に関するメリットとデメリットを比較してみたいと思います。
►メリット(得られる未来)
・圧倒的な快適性
「朝起きた時に布団から出るのが辛くない」・「夜中のトイレや入浴時の脱衣所が寒くない」、これは生活の質を向上させます。
・健康寿命への影響
温度差が少なく、家中が暖かい住まいほど、高血圧やアレルギー症状が改善するという研究データがあり、医療費の削減にも繋がりる可能性もあります。
・光熱費の削減
エネルギー価格が高騰する可能性がある中、電気を買わない暮らしは最も信頼性の高いインフレ対策になります。
・資産価値の維持
2030年にはZEH基準(断熱等性能等級5)が義務化される予定、今後基準の低い家を建ててしまうと、数年後には「既存不適格(基準を満たさない古い家)」扱いとなり、売却時の価値が下がる可能性があります。
►デメリット(注意すべき点)
・初期費用の増加
高性能な断熱材、樹脂サッシ、太陽光パネル、蓄電池などを導入するため、建築コスト(イニシャルコスト)は確実に上がります。
・設計の制約
断熱性能を確保するために窓の大きさや配置・数が制限されることが増え、「開放感のある大開口の窓」等は、性能とのトレードオフになる可能性があります。
・業者の選定が難しい
「ZEH対応可能です!」と言いつつ、実際には施工実績が少ない会社もあると思われます。阿蘇の気候を熟知し、かつ最新の省エネ技術に対応できる工務店は限られてくると思います。
▢阿蘇の気候に適した「お勧めする省エネ住宅」の条件
では、阿蘇で家を建てる場合、具体的にどのようなスペックを目指すべきでしょうか。
今後の方向性を踏まえ、推奨する住宅性能について考えていきたいと思います。
►断熱性能(Ua値)
国の基準では熊本県(6地域)のZEH基準はUa値0.6以下ですが、阿蘇エリアではUa値0.46以下(HEAT20 G2グレード・断熱等性能等級6)を目指すべきです。
これは東北地方並みの断熱性能ですが、阿蘇の冬をリーズナブルな光熱費で快適に過ごすには、これくらいの住宅性能がお勧めです。
►窓(サッシ)選び
最近ではどこのハウスメーカーでも言われていると思いますが、熱の出入りが最も多いのが「窓」です。
ローコスト住宅では外側:アルミ、内側:樹脂の複合サッシを使われることが現在でもありえるかも知れませんが、「樹脂サッシ+Low-E複層(ペア)ガラス(アルゴンガス入り)」が最低ラインの条件になると考えます。
予算が許せば、トリプルガラスを採用することで、窓周辺の冷え込みを最大限抑え込むことができて、省エネに繋がります。
ちなみにシガホームでは、標準仕様として「樹脂サッシ+Low-Eトリプルガラス(アルゴンガス入り)」を採用しております!
►パッシブデザインの検討
パッシブデザインとは簡単に言えば、自然の力を利用する設計です。
阿蘇は冬の日照時間が比較的確保できるエリアもあるので、南面の窓を大きく取り日射熱を取り入れ(冬)、深い軒(のき)で夏の日差しを遮る。
こういった設計を取り入れられるかどうかが、快適性を左右することもあります。
最近ではデザイン重視を理由に、軒の出が少ない又はほとんどない住宅も見受けられるようになってきましたので、私たちシガホームでの家づくりとは大きく考え方が異なる部分でもあります。
▢補助事業(補助金)とコストのバランス
「初期費用が高い」というデメリットをお伝えしておりましたが、これをカバーしてくれるのが国の補助事業と税制優遇になると思います。
►活用すべき補助事業(補助金)〔2025-2026年度想定〕
GX ZEHに関連する補助金事業は、名称を変えながら活用できる時にはしっかり活用していきましょう。
・みらいエコ住宅2026事業
・戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業等
これらを活用することで補助事業によっては、100万円単位の補助を受けられる可能性があります。
※補助金は予算上限や申請時期がシビアなため、最新情報は必ずお問い合わせください。
►長期的なコストシミュレーション
初期費用が高額であっても、以下の理由から差額分を回収できるケースがあり、弊社シガホームでも推奨している考え方となります。
・毎月の光熱費削減(月1万円減なら年間12万円)
・住宅ローン減税の活用等
「35年ローン」や最近では「40年ローン」という長期間で見れば、月々の支払額(ローン返済+光熱費)を考えた時にGX ZEHの方とローコスト住宅を比較した時に最終的な支払額が安くなる計算となる可能性もありますので、住宅選びや住宅の性能はとても重要です。
▢まとめ:阿蘇で失敗しない家づくりを行うには
9月26日に発表されたZEH定義の見直しやGX ZEHの流れは、単なる国の政策変更だけとは思えません。
「これから家を建てる人が、将来後悔しないための道しるべ」となり得る可能性もあります。
阿蘇・熊本という素晴らしくも厳しい環境で、冬暖かく、夏涼しく、そして家計にも環境にも優しい暮らしを実現するためには、以下の3つのポイントを押さえた家づくりをお勧め致します!
・「ZEH基準(断熱等性能等級5)クリア」で満足せず、阿蘇の気候に合わせた「断熱等性能等級6(HEAT20 G2)」を目指す
・断熱性能だけでなく、断熱と気密は必ずセットで考えるべき性能となりますので、高いC値(隙間相当面積)も目指しましょう
・初期コストだけでなく、光熱費(ランニングコスト)やメンテナンス費を含めた「生涯コスト」で比較する
・最新の補助金情報やGXZEHの動向に詳しい、建築予定地の地域環境に詳しい建築会社へ相談・依頼する
►あなたの家づくり、シミュレーションしてみませんか?
私たちシガホームでは、阿蘇エリアの地域環境に配慮した地域の工務店として、最新のGX ZEH基準を満たす断熱性能を持った家づくりを十数年前から行ってきており、この基準に関する知識・経験を熊本県及び阿蘇エリアではどこの会社よりも積み重ねてきた自信があります。
「今の自分たちが、どれくらいの性能に配慮した家が建てられる?」
「阿蘇の土地で、太陽光発電はどれくらい効果がある?」
「最新の補助金はどれが使える?」
このような疑問をお持ちの方は、ぜひ一度シガホームまでご相談ください。
弊社に営業マンは居らず、しつこい営業は一切しておりません。
まずは、「阿蘇での快適な暮らし」と「シガホームの家づくり」を知って頂きたいので、築8年経過しても新築当時と変わらない体感ハウスを見学・体感してみませんか?
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